社交(社会)不安障害
- 2022年4月20日
- かんがえられる病気
会議でのプレゼンや人前での発表など、人前で注視される状況において不安や恐怖を感じ、動悸や発汗、手が震えるなどの身体症状を認める場合は社交(社会)不安障害の可能性があります。これらの症状により、人前や注視されるような状況を避けるようになり、症状が重いと家にひきこもりとなってしまう方もいます。
社交(社会)不安障害にかかる人の割合は3~13%ととても高く、10代での発症が多いと言われています。
社交(社会)不安障害の方は仕事や学業に苦痛や支障をきたすことが多く、それにより好機などの様々な機会を逸することが多くなります。「性格の問題」と諦めず、また「自分はダメだ」と一人で悩まずに、まずはご相談いただければと思います。当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺います。その上で、社交(社会)不安障害がどのようなものかを丁寧に説明し、ひとりひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行なっていきます。