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医療コラム

全般性不安障害|五反田駅近の精神科・心療内科|
ひつじの森メンタルクリニック

全般性不安障害

あらゆることに不安を抱く、ソワソワと落ち着かない、強い緊張、疲れやすい、また頭痛などの身体症状が持続する場合は全般性不安障害の可能性があります。不安は誰もが持つ生理的な反応ですが、それが過剰となりほとんどの場面で認められ、日常生活に問題を認める場合は全般性不安障害と診断されます。

全般性不安障害はとても一般的な疾患であり、生涯有病率は8%といわれております。また全般性不安障害の患者さんの50~90%はうつ病などの他の精神疾患を併存しているとの報告もあり、早急な対応が必要となります。治療は認知行動療法などの精神療法や抗うつ薬をはじめとした薬物療法などがあります。しかし全般性不安障害の治療は長期にわたることが多く、また治療中止1か月後に約25%の患者さんが再発し、60~80%の患者さんが1年のうちに再発するとも言われており、治療計画については担当医師と事前にきちんと相談しておく必要があります。

不安とは客観的には理解されないことが多く、より強い苦痛となって日常生活へ影響を及ぼします。もしお心当たりのある方は一人で悩まずに、まずはご相談をいただければと思います。当院では、まずしっかりと症状や日常生活での負担などを伺います。その上で、全般性不安障害がどのようなものかを丁寧に説明し、ひとりひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行なっていきます。

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