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医療コラム

過敏性腸症候群|五反田駅近の精神科・心療内科|
ひつじの森メンタルクリニック

過敏性腸症候群

下痢や便秘、膨満感や腹痛など、下腹部の不快な症状が継続的に生じているにも関わらず、検査などをしても炎症や潰瘍などの構造的、形態的疾患が認められない場合、過敏性腸症候群の可能性があります。便秘型、下痢型、混合型(便秘と下痢を繰り返す)、それらに分類できない分類不能型の4つに分類できます。原因は明らかではありませんが、ストレス、知覚過敏、消化管の運動異常などと推定されます。

治療は生活習慣の改善をベースに、食事、運動、薬物のそれぞれの療法を組み合わせて取り組む事が一般的です。食事療法では、刺激物を避けながら食物繊維を積極的に摂取します。運動療法では、適度な運動を取り入れ、腸の動きを整えます。薬物療法では、神経伝達物質、セロトニンをコントロールします。それら以外にも、便に含まれる水分量の調節や乳酸菌製剤、緩下剤などが用いられます。

「私はもともとお腹が弱いから・・・」と思っている方も、実は過敏性腸症候群かもしれません。繰り返す便秘や下痢によって、仕事や学校に著しく支障をきたし、外出を避けるようになってしまうなど、生活の質(QOL)の低下を招く場合も少なくありません。当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺います。その上で、過敏性腸症候群がどのようなものかを丁寧に説明し、ひとりひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行なっていきます。まずはご相談ください。

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